◇前・左前角・右前角をぶつけてしまう
前をぶつけるのは、前方の車両間隔をしっかり把握していないからです。最近の車はボンネットが傾斜している形が多く運転席から見てボンネットの先端がわかりにくいことも関係しているのでしょう。もうひとつは前方不注意や漫然運転で起きるうっかりミスです。
左前角は、右にハンドルを切って前進あるいはバックする場合、右前角はハンドルを左に切ってバックする時にぶつけやすいです。進む方向ばかりに気を取られタイヤの向きや車の軌道、車体がどこを通るかを把握していないと思わぬ失敗をします。
○アドバイス
前や左前角をぶつけやすい場合、運転席からどう見えると車体がどのくらい傷害物などに近づいているかを把握できることが大切です。壁に向かってゆっくり進みぎりぎりのところまで人に誘導してもらい、車から降りて、その距離を確認し運転席からの風景と一致させるというような練習をしてみるといいです。またハンドルをいっぱいに切ってバックする時は後ろ側だけを見て進む傾向のある人は右前角をぶつけることが多いのでゆっくり走ることを心掛けましょう。
◇左側面をぶつけてしまう
左側面をぶつけてしまうのは、左折時の内輪差を考えて走っていないことが原因の一つです(曲がり角では内側の後輪は同じ側の前輪よりも内側を通る)。ハンドルを切るタイミングが早すぎたり、左側の間隔が狭いまま曲がると、左側面を左側にある障害物などにぶつけてしまうことになります。
もうひとつは左折の角をよく見ていないことが原因です。交通量の少ない道路の交差点を曲がる時であれば角の手前から「あそこに角があるな」と確認して自分のペースでゆっくり走ることができても、交通量の多い交差点などで後継車が迫っていたりすると、焦りの気持ちから角がどこにあるか意識できずあわてて左折してぶつけてしまうことがあります。またスピードを落とさないまま曲がろうとするのも車をぶつけるもとになります。
○アドバイス
右ハンドル車の場合、ドライバーは車の右側に座っていると意識することが大切になってきます。バイクと同じ車幅間隔で左折をすると失敗のもとになります。常に左側の幅を意識しておきましょう。また左側のドアミラーを状況に応じて活用していくことも大切です(幅寄せの時は左ドアミラーの角度を通常より下向きにするとボディ側面近くの状況がつかみやすくなり、側面をこする失敗も減ります)。
◇左後ろ角・真後ろをぶつけてしまう
左後ろ角をぶつけるケースの中には、車のピラー(車体の強度を一部担う支柱)が原因になることがあります。左後方にある障害物が左後方のピラーの影に入り、運転席から死角になってぶつけてしまうのです。とくにドアの高さより低いポールのような傷害物には要注意です。
真後ろをぶつけるのはまっすぐバックで、上体をあまりひねらずに目視だけに頼って進むドライバーに多いです。右ハンドルの車の運転の場合だと(車を真上から見て)時計の3〜6時の方向の障害物は視認しづらいです。
○アドバイス
車の後方の様子がわからないまま、車をそのままバックで発進させなければいけないような時はいったん車から降り、車の後方までぐるっと回って様子を確かめてみましょう。運転席からは見えない障害物が隠れていることもあります。またバックの時後方の様子がよく見えない時は一度車を前進させると様子がよく見えてきます。
またバックする時、後方の窓越しに目視するとしてもその前にちらっとバックミラーをチェックしておけば、思わぬ障害物を見つけ出せることもあります。ふだんバックミラーをほとんど見ずに運転するドライバーは意識してバックミラーを見るように心掛けるべきです。
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